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きのこ120%

「空の境界」 第一章「俯瞰風景」 特別試写会の感想です。

Rakkyoshisha_01

これよ!!

私たち(or俺たち)月厨は、こんなきのこアニメを待っていたのよ!!

奈須きのこ作品の空気感といいましょうか、
再現度の高さは、これまでの映像化の中でも随一かと。
そのあたり、ufotableの意地を見た。
がっかりはしません。
これから見られる方は安心して見に行ってください。

*ネタバレが気にならない方は続きどうぞ

視覚化されたことで、
改めてああこうだったんだと腑に落ちることも多かったり。
幹也って童顔なのに意外と背が高いんだなとか、
こういうふうに着物って着てるんだーとか。
背景美術もよかった。
式の部屋ってほんとに何もないんですよ。
アパート等部屋の下見を見に行ったことがある人ならわかると思いますが、
あれに小さい冷蔵庫とベッドを足しただけです。
その空っぽっぷりからは彼女の今の心情が垣間見えますし、
橙子さんの事務所「伽藍の堂」も雑然として怪しげな雰囲気がよかった。
もっときれいなもんかと勝手に思ってましたから、
その想像が覆されたのがよかった。
他にも、式が始めて巫条ビルに足を踏み入れる場面で、
そういえば俯瞰風景の時点では、義手だったんだよね左手!と思いました。
死体の描写もがんばってた。レイトショーならではのディティールでした。
直死の魔眼の視界のかっこよさは異常。

試写会に行った人の感想をざっと読んでみたところ、
「原作読んでない人にわかるのかな」というような
心配が多かったです。
私もそれは思いました。
確かに原作未読の人には、不親切な作りです。
しかし、娯楽がこれだけ多様化した今の時代、これくらいピンポイント
なものがあってもいいと思います。
「空の境界」はエッジが効きすぎてて、万人に受ける作品ではありません。
たぶん制作側もそれを十分理解して、
限られた予算の中で
全国公開でダイジェストじみた賛否両論の1本の映画を作るよりは、
単館でファンに向けた7本の映画を作った方がいいと判断したんでしょう。
(既存の映像化作品がただでさえファン受けが悪いんだから、
今後の映像化のためにも指標を作っときたかったという目論見もあるんじゃないでしょうか)
単館上映での映画化というのは、現実的で割と正しい選択だった気がします
でも地方のファンのために、3章までいったん上映が終わったら
休日使ってオールナイトで3章一気に上映するとか、
フォローは入れた方がいいと思います。
これでは、あまりにも不公平すぎる。

映像的な面では、
思ったより、ちゃんと映画してました。
同ポの多用、カメラの回し方など、映画らしい作りで
全編通して、光の使い方にこだわってるのがわかりました。
それに伴って、キャラクターにバリバリ影を入れてるあたり豪華だなぁって。
作画的には特にこれといったものはなかったけど、
式が片手でハーゲンダッツ食べてる芝居が
丁寧でよかった。メリハリつければもっとよくなる。
(と思ったけど、あそこは式が呆然としてる場面だから、
のろのろ食べてていいんだ!と思い直しました)
圧巻だったのは、やはり巫条ビルの屋上で
8人の幽霊さんたちと闘うあたりでしょうか。
月姫の志貴の魔眼と七夜の体術という
なにそのオーバーキルという性能をお持ちの
両義さんですが、その性能がいかんなく発揮されてました。
ビルからビルへ大ジャンプですよ。
ドキドキしました。

長々書きましたが、
ファンの人ならニヤニヤしてみること請け合い。
私なんか始終ニヤニヤしっぱなしでした。

最後に一言。
現在ufotableカフェで、配られているという萌え式コースター。
コースターに描かれているあの場面が
映画の最後の方に実際出てきます。
気づいた時吹きました。
ああ、なんて―ツンギレ。

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