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劇場版『空の境界』 第六章「忘却録音」 感想

よくってよ!よくってよ黒桐さん!
劇場版空の境界、第6章「忘却録音」の感想です。
だいぶ遅れたけど、テアトル新宿で見てきました。

続きはネタバレありまくりです。

内容/
5章の予告通り、式は一歩引いて、
鮮花大発奮の巻。

重苦しい雰囲気が続く空の境界ですが、
その中でも気楽に肩の力を抜いて見られる一編になってます。
鮮花のバトルなんかも大幅に尺を伸ばしてて、男の子うけする作りに。

内容も今までの中で一番ガラッと変更してきました。例えば、
・玄霧皐月の重要性低下
彼の背景をばっさりカット。
ただの荒耶に招聘された魔術師みたいなポジションに。
・援交からドラッグの事件に。しかも被害者の橘佳織ちゃん死んでません。
鮮花全面に出すから、多少の改編は許してね!
いわんばかりの開き直りっぷり。
彼女に焦点を当てるなら、こういう要素は一旦置いておこうと
考えるのは、妥当だと思います。
この思い切りの良さも劇場版空の境界の魅力なんじゃないかなと私は思うけど、
不満な人もいるんじゃないかなーと心配になった。
あの感覚的な蘊蓄やゴドーワードが好きな人もいるだろうし、むーん。
実際、上映終了後、あたりを見回していたら、端折りすぎだとか
ダイジェスト版?とか戸惑う声が聞こえてきましたし。痛し痒しですね。

以下、細かい感想と萌えを箇条書きで。

・子供鮮花は「これで勝つる!」と菌糸類先生と御大が
おっしゃったとパンフに書いあったけど、子供幹也も十分勝つると思います。
子供のころからめんこい眼鏡ですな!!!あたいもあんな兄貴が欲しい!

・橙子さんがすでに引退モードなのに吹いた。
「もうお役御免だしーあとは任せるわ」といわんばかりのリラックスぶり。

・橙子さんの授けた秘策、ゴドーワード対策がウォークマン一つって…!
納得したんだけど、そんなので防げるんだ!と愕然としました。

・美沙夜は「よくってよ」しか覚えてなくってよ!

・鮮花の手袋はめてる方の腕(右腕)に赤い線がいくつも走ってたんだけど、
あれって魔術回路なのかなぁ。

・ノースリーブ状態で踵落としって、どこぞの金髪縦ロールみたいな真似を…!

・瀬尾が思わぬ伏兵だった。っていうか、瀬尾が出るなんて聞いてないよ!
終盤に出てこなければ、危うく鮮花を食っちゃうところだったと思いました。
そのくらいかわいい。
鮮花と瀬尾の普段のじゃれあいも見てみたいです。

演出&撮影/
今回見てて気になったのはレイアウトが凝ってるなーってことです。
一番最初にあれ?と思ったのが、冒頭で鮮花から抗議の電話を受けた
橙子さんを机に埋もれた本の山の間から撮ってるところ。
こんな感じのレイアウト入れてきたこと今まであったっけ?と、
レイアウトも気にしながらみてみました。
すると、その後も俯瞰を入れたと思ったら、いきなり床上ぐらいから仰ったり、
遠巻きに見てるなー、覗いてるみたいだなーと思って、
ピンと思いいたったのが、これは“妖精の視点”なんだということ。
妖精たちが覗いてるようなカメラの使い方をしてるんですね。

あと、鏡が多用されてること。
鏡越しに芝居するんですわ。
メインのキャラは、最低一回は鏡越しに何か言ってます。
例えば、礼園にやってきた式が水槽の魚に餌をあげようとするんだけど、
「餌やり禁止」の張り紙を見て、渋々やめるところとか。
他にも最後の方、式と対峙する玄霧が自らの素性を語ってるところで、
水たまり越しに玄霧の顔が映るんですが、
落ちてくる雨のせいで歪んでよくわからないようになってます。
これが端的に彼の茫洋とした感じ、本心の読みづらさを現してるんではないかと。
鮮花にもあった気がしたんですけど、忘れました。ごめん。
たぶん、その人物の意外な一面や秘めた思い、
忘却してしまった記憶を映し出すものとして、
物語の深部とリンクした使い方をしたかったんだろうなと思いました。

撮影ですが、
最後、鮮花が美沙夜の妖精本体に攻撃を仕掛けるところが
撮影に気合い入りすぎで、ちびりそうになった。炎の質感やばい
ufotableの制作日記で追い込みピンチみたいな書き込みがよくされてますが、
そりゃ時間がいくらあっても足りないでしょうと
つっこみをいれたくなるぐらいの手間の掛けようです。
もともと撮影に定評のある制作会社でしたが、すごいわ。
3章の感想で撮影に手を入れすぎでちょっとゴニョゴニョ
みたいなこと書いたんですけど、撤回しますわ。
これだけ手を入れてるとレンダリングする時間もバカにならないんだろうな。
他にも式人形を燃やすときの炎や妖精の質感も凝ってるんですけど、
原画見たら、案外普通なんですよね。
それがどういう撮影過程でああなるのか、すごく知りたいです。

作画/
巷で鮮花祭りと言われてるように、
全てが鮮花に傾注しています。
いかに鮮花を魅せるか。
彼女の動きの一つ一つに、子犬みたいな軽やかさ、
上品さ、かわいらしさが表現されてて、えらい萌え萌えしかった。
いやー眼福眼福。鮮花ちゃんかわええ。

ちょこちょこ気になるところはありました。
・冒頭の鮮花紹介シーンで、鮮花が実家に帰ってきて玄関で靴脱いだりしてるところ。
・橙子さんに電話で文句言うシーンの口アップ。
・動物は作画が難しいのに、犬を出したのは勇気があるなと思った。
犬っぽい感じが出ててよかった。
・妖精さんがメタモルフォーゼして葉山になるところが、
宮澤康紀さん風味の作画で、ちょwwと思いました。
・あと何かと派手派手しい講堂での鮮花VS美沙夜の戦闘シーンですが、
その中でも鮮花が椅子の上をガガガガガと疾走するあたりなんか来た!
と思ってたら、国弘さんでした(ソースはパンフレット監督インタビュー)
毎回言及してる気がします。なんか私国弘さんの作画が好きらしい。
今までも2章の竹林ダッシュのところとか、5章の平面猫のエフェクトとか、
見どころが任されてて、Ufoの国弘さんに対する期待っぷりが半端ないですね。

パンフレットに載ってる原画のコーナーは、
タイトル直前の鮮花がうふっとウィンクする所。
描いたのは6章の作画監督の小笠原さん。
どうでもいいんだけど、あそこ魔女っ子メグちゃんを思い出すのは私だけですか

今までの感想リンク
1章 2章 3章 4章 5章 6章 7章

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